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面接の敬語マナー完全攻略ガイド|正しい言葉遣いと言い換え表現、NG例を徹底解説

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みなさまこんにちは。キャル株式会社のまゆこ(@CAL_corp)です。

面接を控えて、敬語の使い方に不安を感じていませんか?
「敬語が完璧でなかったら、採用担当者に悪い印象を与えるのでは」と心配になるのは当然です。しかし実は、敬語で最も重要なのは完璧さではなく、「相手を敬う姿勢が言葉に表れているか」という点なのです。

面接官が敬語を聞いている理由は、単なる言葉遣いのチェックではありません。
敬語は、あなたの「社会人としての基礎スキル」「相手への敬意」「組織への適応力」を映し出す鏡です。つまり、敬語を通じて、採用担当者は「この人と一緒に働けるか」「職場で信頼できる人か」という本質的な部分を判断しているのです。

この記事では、面接で絶対に押さえるべき敬語の基本から、実践的な言い換え表現、シーン別のフレーズまで、面接での敬語マナーを完全攻略します。
正しい敬語の使い分けはもちろん、よくある間違い、言い間違えたときの対処法まで詳しく解説していますので、面接本番での自信につながりますよ。

完璧を目指すのではなく、相手への誠実さを言葉で表現するために必要なすべてを、このガイドで学ぶことができますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

なぜ面接で敬語が重視されるのか?評価を左右する3つの理由

面接の場で採用担当者は、あなたの敬語を聞いてどのような判断をしていると思いますか?
実は、言葉遣いの正確さだけが評価されているわけではありません。敬語は、あなたの「仕事への姿勢」「組織への適応力」「人間関係を築く力」を映し出す鏡なのです。

なぜ、ここまで敬語が重視されるのでしょうか。その理由は、大きく3つに分けられます。

理由1.社会人としての基礎スキルの証明

敬語が正しく使えるかどうかは、「最低限の常識を持っているか」という判断材料になります。

これは、仕事の技術スキルとは異なる、もっと根本的な部分です。営業であれば顧客と、事務職であれば社内のさまざまな部門と関わります。そうしたとき、敬語が使えないというのは、相手に大きなストレスを与えてしまいます。
採用担当者は、あなたが入社後に、同僚や上司、そして顧客にとって「一緒に働きやすい人」かどうかを見ているのです。敬語はその判断の重要な手がかりになるのです。

理由2.相手への敬意と誠実さが伝わる

適切な敬語を使うことは、相手を尊重する姿勢の表れです。「御社」と正しく呼び、面接官の時間を大切にする言葉遣いをすることで、「この応募者は、わが社を本気で志望しているんだな」という誠実さが伝わります。

逆に、敬語が曖昧だったり、カジュアルすぎると、面接官に「関心が薄いのではないか」「この企業を軽く見ているのではないか」という悪い印象を与えてしまう恐れがあります。
採用担当者の立場に立てば、同じような能力を持つ2人の応募者がいたとき、相手をきちんと敬う言葉遣いができる人を選びたくなるのは当然です。

理由3.組織の中で協調できる人かを判断する

敬語が使えるということは、「ルールに従える」「相手にあわせられる」という適応力の証です。
企業では、上下関係や役職による違いが存在します。そうした組織の秩序を理解し、適切な距離感を保てる人は、自然と職場での人間関係がうまくいきます。言い換えれば、敬語を正しく使う習慣は、「この人なら、うちの企業文化に適応できそうだ」という安心感につながるのです。

敬語の誤用は、組織を軽視しているのではないか、上司の指示を素直に聞く姿勢があるのか、といった疑問を生じさせます。採用担当者は、こうした「組織人としての適応力」を、敬語という小さな言葉遣いから見抜こうとしています。

ですが、敬語を完璧に使いこなす必要はありません。むしろ大切なのは、相手への敬意を持ち、努力する姿勢です。その姿勢が、正しい言葉遣いという形で表れるとき、採用担当者の心も動くのです。

敬語の基本3分類と面接で迷わないための使い分けルール

敬語は3つの種類に分かれています。それぞれの違いを理解することが、面接での言葉遣いの軸になります。

丁寧語(です・ます・ございます)

最もシンプルで、最も使う敬語が丁寧語です。これは相手を問わず、話を丁寧に表現する基本形です。「私は〇〇会社の営業」ではなく「私は〇〇会社の営業です」と「です」をつけるイメージです。

面接で緊張して複雑な敬語が出てこなくなったとしても、丁寧語で語尾を「です」「ます」で統一することで、最低限の礼儀は保たれます。丁寧語は敬語の土台であり、すべての応答の基本になる重要な要素なのです。

尊敬語(相手を立てる敬語)

尊敬語は、相手の行動や属性を高めて表現する敬語です。面接官や応募先企業の行動に対して使います。
例えば、面接官が「どこから来られましたか」と聞いてきた場合、これは尊敬語で「いらっしゃる」が使われています。あなたが答えるときに「御社がおっしゃった〇〇という情報に惹かれました」と言うときの「おっしゃった」も尊敬語です。

尊敬語の判断は簡単です。主語(その行動をする人)が「面接官」「応募先企業」「相手」であれば、尊敬語を使うと考えてください。

尊敬語の例をあげると、「見る」は「ご覧になる」、「言う」は「おっしゃる」、「来る」は「いらっしゃる」「お越しになる」、「知る」は「ご存じ」といった形になります。

謙譲語(自分を下げる敬語)

謙譲語は、自分の行動を低く(へりくだる)表現することで、相手への敬意を示す敬語です。尊敬語とは違い、主語が「自分」「私たち」のときに使います。

例えば、面接で「御社の〇〇という事業について拝見しました」と言う場合、「拝見する」が謙譲語です。自分が見た、という動作を丁寧に、控えめに表現しているのです。

謙譲語の例として、「言う」は「申す」「申し上げる」、「行く」は「うかがう」「参る」、「聞く」は「拝聴する」「うかがう」、「見る」は「拝見する」、「知る」は「存じ上げる」といった形になります。

これらを聞くと複雑に感じるかもしれませんが、面接ですべてを完璧に使い分ける必要はないのです。

面接で迷わないための「主語判定法」

敬語選びに迷ったときの最もシンプルな判断基準は、「その行動をするのは誰か」を考えることです。

もし面接官や企業が主語なら、相手を立てる「尊敬語」を使います。もし自分が主語なら、自分を低くする「謙譲語」を使います。誰が主語なのか分からなくなったら、とりあえず「です」「ます」の丁寧語で乗り切るというのも一つの方法です。

実際の面接では、あなたが答える際に「です」「ます」で文を締めくくっていれば、その時点で丁寧な印象は十分に伝わります。その上で、自分の行動については謙譲語(「拝見しました」「申し上げます」)を意識的に織り交ぜることで、一層プロフェッショナルな印象になります。

完璧さを目指して複雑に考えすぎると、かえって話がぎくしゃくしてしまいます。「相手を敬う」という心さえあれば、多少の敬語のミスは面接官も大目に見てくれるものです。大切なのは、心からの誠実さを言葉に表すことにあります。

面接で頻出する動詞の敬語言い換え一覧10選

面接で実際に使われる動詞の敬語を、具体的に学んでいきましょう。
ここでは、特に頻出する10個の動詞について、尊敬語・謙譲語・丁寧語の形をセットでご紹介します。これらを覚えておくだけで、面接での受け答えはぐんと洗練されます。

動詞 尊敬語(相手) 謙譲語(自分) 丁寧語(基本
言う おっしゃる 申す・申し上げる 言います
行く いらっしゃる うかがう・参る 行きます
来る いらっしゃる・お越しになる 参る 来ます
聞く お聞きになる うかがう・拝聴する 聞きます
見る ご覧になる 拝見する 見ます
する なさる・される いたす します
読む お読みになる 拝読する 読みます
知る ご存じ 存じ上げる・存じる 知っています
座る お掛けになる 座らせていただく 座ります
思う お思いになる 存じる 思います

この一覧を見ると、かなり多くのバリエーションがあるように感じるかもしれません。しかし、実際の面接では、すべてを使い分ける必要はありません。

最も重要な3つの動詞

面接で頻出するのは、「言う」「来る」「見る」の3つです。

「言う」の尊敬語の「おっしゃる」は、面接官や企業の発言を受けるときに頻繁に出てきます。例えば「御社がおっしゃった〇〇という理念に共感しました」という使い方です。これは自然と何度も口にすることになります。

「来る」の尊敬語である「いらっしゃる」や「お越しになる」は、面接官が来社した場合や、企業訪問に関連する場面で使われます。「本日はお忙しい中、お越しいただき、ありがとうございます」という感謝の言葉で登場します。

「見る」の尊敬語の「拝見する」は、企業のホームページやパンフレット、事業内容を見たときに必ず出てくる表現です。「御社のホームページを拝見して、〇〇という取り組みに惹かれました」というように、志望動機を伝える際に組み込むことが多いです。

実践的な使い方のコツ

これらの敬語を「知識」で終わらせず、「習慣」にするためのコツがあります。

まず、あなたが面接で話す際に、この表を見ながら想定される質問と回答を書き出してみてください。「志望動機」「自己紹介」「なぜこの企業か」といった定番の質問について、謙譲語や尊敬語を含めた文章を作成します。その文章を何度も声に出して読む。この反復が、本番で咄嗟に言葉が出てくるようにします。

ただし、申し訳ありませんが、完璧を目指す必要はないと強調したいです。
もし本番で「あ、これは敬語をつけるべきだった」と気づいても、その瞬間に「失礼いたしました」と言い直せば大丈夫です。むしろ、言い間違えに気づいて訂正する姿勢が、「相手を敬う気持ちがある」というメッセージになります。

よく間違える動詞の注意点

「来る」に関連した敬語で、「来られる」という間違いが多く見られます。正しくは「いらっしゃる」または「お越しになる」です。「来られます」は、敬語ではなく可能形になってしまい、失礼な印象を与えます。

同様に「見る」についても、「見られました」ではなく「拝見しました」を使うことで、相手への敬意がぐっと高まります。

これらの動詞を意識的に練習することで、あなたの面接での話し方は確実に洗練されていきます。完璧でなくても、相手への敬意を込めた言葉遣いができれば、それで十分なのです。

企業・組織別の正しい呼称と一人称のビジネスマナー

面接で意外と間違えやすいのが、「相手の企業や組織をどう呼ぶか」と「自分をどう呼ぶか」です。これらは敬語と同じくらい大切なマナーです。正しい呼称を使うだけで、相手に対する敬意がぐっと伝わります。

「御社」と「貴社」の使い分け

最もよくある質問が「御社(おんしゃ)」と「貴社(きしゃ)」の違いです。
答えはシンプルです。面接という「会話」では「御社」、履歴書やメールといった「書き言葉」では「貴社」を使います。

面接の場では、相手の企業について質問されるときや、志望動機を述べるときに「御社」と言います。
例えば、「御社の〇〇というサービスに惹かれました」という使い方です。一方、事前にメールで日程確認をする際や、履歴書に志望動機を書く際には「貴社」と書きます。

なぜこのような違いがあるのかというと、話し言葉と書き言葉では敬語の形が異なるためです。
会話では「御」という字が優雅に響き、書き言葉では「貴」という字が格式高く見えるとされています。この区別を意識するだけで、あなたはプロフェッショナルな印象を与えることができます。

業界別・組織別の敬称一覧

一般企業以外にも、敬称の使い分けが必要な業界があります。以下を参考にしてください。

銀行や金融機関に応募する場合は「御行(おんこう)」と呼びます。「貴行」と書くこともあります。学校や教育機関なら「御校(おんこう)」、「貴校」を使用します。病院や医療機関の場合は「御院(おんいん)」です。役所や官公庁に応募する際は「御庁(おんちょう)」または「御署(おんしょ)」と呼びます。

これらの特殊な呼称を正しく使うことで、相手への気配りが見えます。面接官も「この応募者はしっかり準備している」という好印象を持つようになるでしょう。

一人称は「わたくし」が鉄則

次に重要なのが、自分をどう呼ぶかです。面接では、男女問わず一人称は「わたくし」を使います。

日常会話では「私(わたし)」「僕」「俺」「自分」など、さまざまな一人称を使い分けていますが、ビジネスシーンではこれらは適切ではありません。
特に「僕」「俺」「あたし」といった馴れ馴れしい印象の一人称は、面接では避けるべきです。「わたくし」という一人称を使うことで、社会人としての自覚と敬意が伝わります。

意外かもしれませんが、「私」と「わたくし」には微妙な違いがあります。「わたくし」はより格式高く、相手への敬意をより強く表現します。面接という重要な場面では、この「わたくし」を使う価値があるのです。

相手(面接官)の呼び方

面接官や採用担当者をどう呼ぶかについても、注意が必要です。基本的には、面接官の名前が分かっている場合は役職名で呼びます。例えば「〇〇部長」または「人事の〇〇様」という形です。

ここで注意すべき点は、役職名に「様(さま)」をつけてはいけないということです。「〇〇部長様」という言い方は、実は二重敬語になり、不適切とされています。
役職名自体が敬語的な性質を持っているため、「様」を加える必要はなく、正しくは「〇〇部長」または「〇〇さん」(親近感が必要な場合)となります。

面接官の名前が分からない場合は、単に「面接官の皆さま」と呼ぶか、名前を呼ばずに会話を進める方が無難です。また、名前がわからないまま推測で呼ぶと、かえって失礼になってしまう可能性があるので気をつけましょう。

呼称で与える印象

企業の呼び方一つで、相手への敬意が大きく変わります。
「御社」「貴社」の使い分けができていない、または業界別の敬称を知らないというだけで、採用担当者は「準備が足りないのでは」という印象を持つかもしれません。逆に、これらを正確に使い分けることができれば、相手への配慮が見え、好印象につながります。

一人称についても同じです。「わたくし」と言うだけで、あなたはビジネスシーンに適応できる社会人だと認識されます。これらの呼称のマナーは、敬語と同じくらい大切な対策なのです。

無意識に使いがちなNG敬語と言い換え例12選

面接で最も失敗しやすいのが、「丁寧なつもりで実は失礼」という言葉です。アルバイトや日常会話では問題ない表現が、面接の場では不適切になることがあります。
ここでは、特に使いやすく、かつ間違えやすい12の表現をご紹介します。これらを意識するだけで、あなたの話し方は格段に改善されるでしょう。

評価・共感を示す言葉の落とし穴

「なるほど」という言葉を、面接官の話に対して使っていませんか?実は、この言葉は目上の人に対してはNGです。
「なるほど」には「相手の意見を理解して評価する」という響きがあり、面接官と対等な立場から判断しているように聞こえてしまいます。

正しくは「おっしゃる通りです」「そのようなのですね」と答えましょう。相手の発言を受け入れつつ、自分は下の立場で聞いているというニュアンスが伝わります。

同様に「参考になりました」という言葉も、面接官からのアドバイスに対して使うのは避けましょう。代わりに「勉強になりました」と言うことで、相手の指導を素直に受け入れる姿勢が見えます。

了解・承諾の言葉の使い分け

「了解です」「了解しました」は、アルバイトの職場では日常的に使われる言葉です。しかし、面接や社会人同士のやり取りではNGです。
「了解」という言葉には、どこか同等な立場での応答という響きがあります。

正しくは「承知いたしました」または「かしこまりました」を使います。特に重要な指示や日程確認の際には、「承知いたしました」という返答が適切です。この言葉を使うだけで、相手の指示を真摯に受け止める姿勢が伝わります。

曖昧な返答を避ける

「大丈夫です」という言葉は、非常に便利で多くの場面で使われます。しかし、面接では避けるべき表現です。
なぜなら、この言葉は「結構です」にも「問題ありません」にも聞こえ、相手が混乱する可能性があるからです。

例えば、面接官が「ご不明な点はありますか」と聞いてきたときに「大丈夫です」と答えると、「質問がない」のか「質問があるけど聞かない」のか、相手には判然としません。正しくは「特に質問はございません」または「差し支えございません」と、明確に答えるべきです。

バイト敬語の排除

「〜になります」という言い方をしていませんか?これは「バイト敬語」と呼ばれ、飲食店やコンビニのアルバイトで多用される表現です。
本来は「なる」という変化を表しており、状態の説明には適切ではありません。

例えば「私の強みは協調性になります」という言い方は、実は間違っています。正しくは「私の強みは協調性でございます」または単に「協調性です」と答えます。この「になります」という癖がついていないか、事前に確認することが大切です。

同様に「こちらの方が〇〇です」という「方」の使い方も、ビジネスシーンでは避けるべきです。「こちらが〇〇です」と、不要な言葉を削ぎ落とすことで、より洗練された印象になります。

二重敬語の落とし穴

敬語を丁寧にしようと、二重に重ねてしまう失敗もあります。
例えば「拝見させていただきます」という言い方は、実は過度な敬語です。「拝見する」だけで十分に敬語の役割を果たしているため、「させていただく」を加える必要はありません。

「拝見させていただきます」ではなく、正しくは「拝見します」または「拝見いたしました」となります。

同じく「おっしゃられました」も二重敬語の典型です。「おっしゃる」自体が敬語であり、さらに「られる」を加えるのは誤りです。正しくは「おっしゃいました」です。

「お越しになられる」も同様で、「お越しになる」が正解です。敬語を重ねすぎると、逆に無礼に聞こえ、不安定な印象を与えてしまいます。

若者言葉・口癖の改善

「一応」という言葉も、ビジネスシーンでは避けるべきです。
「一応、このようなお考えでしょうか」という言い方は、相手の意見を軽く見ているように聞こえます。正しくは「念のため、ご確認させていただきたいのですが」と、より丁寧な表現に変えます。

「やっぱり」「なんか」「みたいな」といった、日常会話では自然な言葉も、面接では避けましょう。これらは若さや不安定さを感じさせ、採用担当者に「この人は大丈夫だろうか」という疑問を生じさせかねません。

「よろしかったでしょうか」という過去形も、実は不自然です。確認する時点では未来のはずなので、「よろしいでしょうか」と現在形で聞くのが正解です。

NGワード言い換え早見表

NG表現 正しい言い換え ポイント
なるほど おっしゃる通りです 相手を評価しない
了解です 承知いたしました より格式高く
大丈夫です 問題ございません 意味を明確に
〜になります 〜でございます バイト敬語を排除
拝見させていただく 拝見いたします 二重敬語を避ける
おっしゃられた おっしゃいました 敬語の重複排除
一応 念のため より丁寧な表現に
やっぱり やはり ビジネス用語に
よろしかったでしょうか よろしいでしょうか 正しい時制を使う
ご苦労様です お疲れ様です 目上への敬意を示す
参考になりました 勉強になりました 素直な受け入れの姿勢
〜の方 〜は 不要な言葉を削除

これらの言い換えを意識的に練習することで、あなたの話し方は自然と洗練されていきます。完璧を目指すのではなく、「このNG表現は避けよう」という心構えを持つだけでも、面接での印象は大きく変わります。

面接の会話を円滑にする「クッション言葉」の活用術

敬語を完璧に使いこなすことも大切ですが、同じくらい重要なのが「クッション言葉」の活用です。
クッション言葉とは、相手に配慮を示しながら、自分の意見や質問をスムーズに伝えるための前置きの言葉です。これを上手に使うだけで、面接での対話がぐんと円滑になります。

クッション言葉が与える心理的効果

クッション言葉を使わずに、ストレートに質問や意見を述べるとどうなるでしょうか。
例えば「給与はいくらですか」と直球で聞くのと、「差し支えなければ、給与についておうかがいしてもよろしいでしょうか」と聞くのでは、相手の受け取り方が大きく異なります。

前者は唐突で、相手に不快感を与える可能性があります。後者は「相手の都合を考えている」「相手を尊重している」というメッセージが伝わり、面接官の心理的な抵抗感を軽くします。
クッション言葉は、単なる丁寧さを足すのではなく、「相手への配慮」を示すコミュニケーションツールなのです。

質問や確認をする際のクッション言葉

逆質問の場面で最も活躍するのがクッション言葉です。
面接の終盤、「何かご質問はありますか」と聞かれたとき、多くの応募者が緊張します。そのときに使える表現が「差し支えなければ」「恐れ入りますが」「お差し支えなければ」といったクッション言葉です。

例えば「差し支えなければ、入社後の研修についておうかがいしてもよろしいでしょうか」と前置きすることで、相手に「この質問をしてもいいか」という配慮を示します。また「お忙しいところ恐れ入りますが」と加えることで、相手の時間を奪う申し訳なさが伝わります。

これらの言葉は、逆質問だけでなく、面接中に確認が必要なときにも役立ちます。「申し訳ございませんが、もう一度ご説明いただけますでしょうか」と聞くことで、相手に負担をかけながらも失礼にならない形で確認ができます。

謝罪や訂正をする際のクッション言葉

言い間違えたときや、自分の理解が不十分だったときに使うのが「すみません」「申し訳ございません」といったクッション言葉です。ただし、単に「すみません」と言うだけでなく、より丁寧な表現を心がけましょう。

「お恥ずかしい限りですが」「申し訳ございません、もう一度よろしいでしょうか」というように、謙虚さをにじませながら訂正を求めます。これにより、失敗を自分のせいにしつつ、相手に好感を持たれる訂正ができます。

感謝を伝える際のクッション言葉

面接の最後に感謝を述べる場面でも、クッション言葉が活躍します。「お忙しいところ、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」という言葉の「お忙しいところ」「貴重な」がクッション言葉です。

これにより「相手は忙しいはずなのに、わたくしのために時間を割いてくれた」という認識が相手に伝わり、感謝の言葉がより心からのものに聞こえます。同様に「本日はご指導いただき、ありがとうございます」の「ご指導いただき」も、相手への敬意を高めるクッション言葉として機能しています。

クッション言葉を使う際の注意点

クッション言葉は便利ですが、使いすぎるとかえってぎくしゃくした印象になります。例えば「申し訳ございません、申し訳ございません」と何度も繰り返すと、相手は「この人、大丈夫だろうか」と心配になります。

大切なのは「ここぞという場面で、適切なクッション言葉を選ぶ」ことです。通常の受け答えは敬語を正しく使って進め、質問や確認が必要なときにクッション言葉を添える、というメリハリが大切です。

また、クッション言葉だけに頼るのではなく、話の内容そのものが充実していることも重要です。いくら丁寧な前置きをしても、その後の言葉が曖昧では意味がありません。クッション言葉は、自信を持った回答を引き立てるための「添え物」だと考えましょう。

面接での対話を円滑にするクッション言葉を意識的に練習することで、あなたは相手への配慮ができる人という印象を与えることができます。

受付から退室まで!シチュエーション別の敬語フレーズ集

敬語の知識があっても、実際の場面では「何と言えばいいか」と戸惑うことがあります。面接は受付での呼び出しから退室まで、複数のステージがあり、それぞれで異なる敬語が必要です。
ここでは、各シーン別に使えるフレーズをご紹介します。これらを事前に暗記しておくことで、本番での不安を大きく軽減できます。

受付での応対:最初の第一声を決める

受付に到着したら、まず自分の名前と約束の時間を伝えます。
ここでのフレーズは「本日〇時にお約束をいただいております、〇〇と申します」です。「お約束をいただいております」という敬語を使うことで、相手に対する敬意が伝わります。

受付担当者が「お待たせしてすみません」と言ってきた場合は「いいえ、問題ございません」と返します。「大丈夫です」という返答より、「問題ございません」の方がビジネスライクです。

待機を求められたら「かしこまりました」と返答し、すすめられた席に座ります。この「かしこまりました」という言葉が、相手の指示を素直に受け入れる姿勢を示します。

入室時のマナー:ドアの向こうが戦場

面接官の前に通されたら、まずドアをノックします。返事があったら「失礼いたします」と言いながら、落ち着いた動作で入室します。この「失礼いたします」は、相手の時間を奪うことへの申し訳ない気持ちを示す重要なフレーズです。

椅子の側まで進んだら「〇〇と申します。本日はお忙しい中、お時間をいただき、ありがとうございます」と挨拶します。ここは丁寧さがとても大切で、感謝の気持ちを込めて言い切ります。
面接官が「お掛けください」と指示したら「ありがとうございます」と言って、礼をしてから座ります。

質疑応答中のやり取り:聞き返しと確認

面接官の質問が聞き取れなかった場合は、焦らず「申し訳ございませんが、もう一度よろしいでしょうか」と聞き直します。このとき「えっ」「は?」といった反応は避け、丁寧な言い直しを心がけましょう。

回答が終わった後、面接官が「以上で大丈夫ですか」と確認してきたら「はい、ご説明ありがとうございました」と返します。相手の説明に感謝を述べることで、傾聴姿勢が見えます。

もし自分の回答に付け加えたいことがあれば「申し訳ございません、先ほどの回答に一点付け加えさせていただいてもよろしいでしょうか」と丁寧に申し出ます。許可があったら「ありがとうございます。〇〇という点も申し上げたかったのです」と続けます。

逆質問の場面:最後の自己表現

「何かご質問はありますか」と聞かれたら、クッション言葉を添えて質問を切り出します。「恐れ入りますが、入社後の研修体制について、おうかがいしてもよろしいでしょうか」というフレーズが効果的です。

面接官が質問に答えてくれたら「ご説明ありがとうございました」と感謝を述べます。そして「本日のお話をおうかがいしていて、より一層、御社で働きたいという気持ちが強まりました」と、面接を通じて感じた率直な気持ちを伝えるのも良いでしょう。

複数の面接官がいる場合は、全員に視線を向けながら「ご質問の機会をいただき、ありがとうございました」と挨拶します。

なお、逆質問に関しては「面接の逆質問とは?効果的な質問例とコツを解説!好印象を与えるための質問例とNG集!」で詳しく解説しています。あわせてご参考にしてください。

退室時:最後まで気を抜かない

面接が終了し、退室を促されたら「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」と心からの感謝を述べます。この言葉は、敬語というより「相手への敬意」が最も表れる瞬間です。

ドアまで歩きながら、面接官に対して「失礼いたします」と一礼します。ドアを閉める際も静かに、丁寧に閉めることを心がけます。荒っぽくドアを閉めると、それまでの丁寧な言葉遣いが台無しになってしまいます。

廊下を歩いているときも、姿勢を正し、気を抜かないことが大切です。実は、受付を出た後の姿を見ている企業も存在するため、最後の瞬間まで「社会人らしさ」を保つことが重要です。

シーン別フレーズ早見表

シーン 推奨フレーズ ポイント
受付到着 本日〇時にお約束している〇〇と申します 自分の名前は「申します」
入室 失礼いたします 相手の時間を奪う申し訳なさ
着席時 ありがとうございます 感謝の気持ちを込めて
聞き返し 申し訳ございませんが、もう一度よろしいでしょうか 焦らず、丁寧に
逆質問 差し支えなければ、おうかがいしてもよろしいでしょうか クッション言葉を添える
退室 本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました 心からの感謝を込める

これらのフレーズを事前に何度も声に出して練習しておくことで、本番での咄嗟の対応もスムーズになります。完璧さより、相手への敬意と誠実さが最も大切だということを忘れずに。

面接でもし敬語を言い間違えたら?焦りを解消する対処法

どれだけ準備しても、本番の緊張で敬語を言い間違えることはあります。大切なのは、そのときにどう対応するかです。言い間違えたことより、その後の行動があなたの評価を左右するのです。

言い間違えたら、まずは落ち着く

敬語を言い間違えたとき、最も避けるべき反応は「パニックになって、そのまま話を続ける」ことです。間違いに気づいていないふりをすると、面接官は「この人、敬語の使い方を理解していないのでは」と判断してしまいます。

逆に、言い間違えにすぐ気づいて訂正する姿勢を見せることは、「相手を敬う気持ちがある人」という好印象につながります。間違えることは誰にでもあります。大切なのは、その後の対応なのです。

言い間違えたときの最適な対処法

もし言い間違えたことに気づいたら、一呼吸置いて「失礼いたしました」と言い直します。
例えば、「了解です」と言ってしまったら「失礼いたしました、承知いたしました」と言い換えましょう。このとき、焦って早口で言うのではなく、落ち着いたペースで訂正することが重要です。

あるいは「申し訳ございません、言い直させていただいてもよろしいでしょうか」とクッション言葉を添えて、正しい言葉で言い直すのも効果的です。面接官は「この人は相手への敬意を持っている」と理解し、その後の評価に悪影響を与えません。

大切なのは「敬語を完璧に使うこと」ではなく「相手を敬おうとする姿勢」です。言い間違えを素直に認められる人は、職場でも「報告・連絡・相談」ができる誠実な人だと評価されます。

言い間違えた後、引きずらない工夫

言い間違えた直後は、どうしても気になってしまいます。しかし、そこで心が折れて、以降の回答がおろそかになってしまっては本末転倒です。

訂正した後は、その話題を引きずらず、次の質問や回答に集中する。これが鉄則です。一度訂正すれば、面接官は「あ、この人は気づいている人なんだな」と認識します。その後、正しい敬語で答え続けることで、「気づいて改善できる人」というプラスの印象を与えることができます。

言い間違えは「チャンス」と考えることもできます。なぜなら、その後の対応で「ビジネスパーソンとしての姿勢」を示すことができるからです。

言葉以外で誠実さを補う

敬語の完璧さで不安なら、非言語の部分で補いましょう。具体的には、相手の目を見て話す、はっきりとした声で話す、笑顔で対応する、といった要素です。

これらの振る舞いが「誠実さ」を表現し、多少の敬語のミスがあっても、相手に好印象を与えることができます。逆に、敬語は完璧でも、うつむき加減で、声が小さく、覇気がないというのでは、かえって悪い評価につながる可能性があります。

面接での評価は、言葉遣いだけで決まるのではありません。その人の「態度」「姿勢」「熱意」が総合的に判断されるのです。

事前の対策:自信を持つための準備

言い間違いへの不安を減らすには、事前の準備が最も有効です。
想定される質問と回答を文章で作成し、何度も声に出して練習しましょう。特に「志望動機」「自己紹介」「強み・弱み」といった定番質問は、敬語を含めた台本を完成させておくべきです。

また、友人や家族に相手になってもらい、模擬面接を実施することも効果的です。本番の緊張感を事前に経験することで、実際の面接での焦りが軽減されます。

録音して自分の声を聞き直すのも良い方法です。「えー」「あのー」といった不要な言葉や、敬語の違和感がないか、客観的にチェックできます。

敬語のミスは減点ではなく、対応が評価される

採用担当者が見ているのは「敬語を完璧に使えるか」ではなく「相手を敬う気持ちが行動に表れているか」です。言い間違えたときに素直に訂正し、その後も誠実に対応する姿勢こそが、ビジネスパーソンとして最も大切なスキルなのです。

敬語に対する不安を持つことは、相手を尊重したいという気持ちの表れと言えます。その気持ちを大切にしながら、本番に臨んでください。完璧を目指すのではなく、「相手を敬う」という基本に立ち返ることが、最も強い対策になるのです。

なお、以下の記事でも面接に関するさまざまな注意点などをご紹介していますので、面接対策にぜひご活用ください。
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面接時の敬語マナーや活用術&対策法のまとめ

今回は面接時の敬語マナーについて解説しました。
敬語には主に丁寧語・尊敬語・謙譲語の3種類がありますが、状況や主語が誰(面接官/自分)かによって使い方は大きく異なります。

面接は自分(あなた)の社会人スキルを知ってもらうための場ですので、敬語の基本や言葉遣い、正しい使い方といった敬語マナーを知っておく必要があります。

また、よくある間違った使い方や二重敬語を把握しておくことで、正しい言葉遣いを用いた受け答えができるようになり、面接官へも好印象を与えられるでしょう。

自信をもって面接に臨むための参考資料として、この記事がお役に立てたら嬉しいです。

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著者

WRITER

まゆこ

自動車業界、不動産業界を経験した後にキャルにjoin!自身の転職経験を活かした求職者目線の記事執筆が得意です。

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