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ITエンジニアの年収は高い?平均相場と職種別比較・年収アップを目指す方法を解説

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みなさんこんにちは、キャル株式会社のゆう(@cal_public)です。

今回は、ITエンジニアを目指している人や、現在ITエンジニアとして働いている人が気になっているであろう「ITエンジニアの年収」について、わかりやすくまとめて解説します。
システム開発やネットワーク構築、ソフトウェア開発など、IT基盤を支える技術者の待遇について、2026年最新のデータをもとにご紹介します。

結論から言いますと、ITエンジニアの平均年収は約450万円〜550万円で、職種や経験年数によって300万円から1,000万円以上まで幅広く分布しています。
専門性の高い職種や上流工程を担当するエンジニアは高年収を実現しやすく、継続的なスキルアップと戦略的なキャリア形成によって年収アップを目指すことが十分可能です。

近年、DX推進やIT人材不足の深刻化により、システム開発やネットワーク関連の技術者の市場価値は年々上昇しています。
特に、クラウド・AI・セキュリティといった先端技術を扱えるエンジニアや、プロジェクトマネジメント経験を持つ人は、企業からの引き合いが強く、好条件での転職や年収アップを実現しやすい状況です。

本記事では、職種別・年代別の年収相場から、年収1,000万円を目指す具体的な方法、転職や副業による年収アップの戦略まで、実践的な内容をお届けします。また、正社員・派遣・フリーランスといった働き方による年収の違いも詳しく解説します。
ITエンジニアとしてのキャリアにお悩みを持っている人、年収アップを目指す人におすすめの情報が満載です。ぜひご一読ください。

目次

ITエンジニアの平均年収はいくら?【2026年最新データ】

まずは、ITエンジニア全体の平均年収と、システムエンジニア(SE)を中心とした職種別の年収相場を見ていきましょう。システム開発やネットワーク構築に携わる技術者の年収は、経験年数や担当する業務内容によって大きく変動します。

ここでは、2026年最新の調査データをもとに、ITエンジニアの年収分布と中央値、そして年代別の年収推移について詳しく解説します。自分の現在の年収が適正かどうかを判断する基準としてご活用ください。

ITエンジニア全体の平均年収

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」および国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、2026年時点でのITエンジニア全体の平均年収は約450万円〜550万円です。これは日本の全職種平均年収(約440万円前後)と比較して高い水準にあります。
システム開発やネットワーク構築、ソフトウェア開発など、IT基盤を支える技術者の需要は依然として高く、年収相場も安定しています。

ただし、ITエンジニアの年収は職種や経験年数、スキルレベル、企業規模などによって大きく変動します。
未経験者は年収300万円台からスタートするケースもある一方、高度な専門スキルを持つエンジニアや管理職クラスでは年収1,000万円を超えることも珍しくありません。

近年のDX推進の影響でIT人材の需要が急増しており、特に専門性の高いスキルを持つエンジニアの年収相場は上昇傾向にあります。
経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によれば、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると予測されており、この需給ギャップが年収上昇の追い風になっているのです。

また、リモートワークの普及により、地方在住のエンジニアでも都市部企業の高い年収水準で働けるようになり、全国的に年収格差が縮小する傾向も見られます。企業側も優秀な人材を確保するため、柔軟な働き方と高待遇を提示するケースが増えているのです。

以下で、職種別・年代別の具体的な年収データを詳しく見ていきましょう。

システムエンジニア(SE)の平均年収

システムエンジニアの平均年収は約500万円〜650万円です。
システム開発プロジェクトで重要な役割を担う技術者として、経験年数やプロジェクト規模によって以下のように変動します。

  • 未経験〜2年目:年収350万円〜450万円
  • 3〜5年目:年収450万円〜600万円
  • 6〜10年目:年収600万円〜800万円
  • 10年以上・リーダークラス:年収800万円〜1,200万円以上

要件定義や設計といった上流工程に関わることで年収が上がりやすく、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントへのキャリアアップも見込めます。

システムエンジニアとして年収を上げるポイントは、技術力だけでなく、顧客折衝能力やプロジェクトマネジメントスキルを磨くことです。特に、大規模プロジェクトでのリーダー経験や、複数の業界知識を持つことで、市場価値が大きく向上します。

また、要件定義から設計、テスト、運用まで一貫して対応できるエンジニアは、企業から高く評価される傾向があります。トラブル発生時の迅速な問題解決能力も重要な評価ポイントになるでしょう。

ITエンジニアの年収分布と中央値

ITエンジニアの年収分布は以下の通りです。詳細を一覧にして知ることで、自分の市場価値を正しく把握できます。

  • 年収300万円〜400万円:約20%(経験1〜3年程度)
  • 年収400万円〜600万円:約40%(中堅エンジニア層)
  • 年収600万円〜800万円:約20%(シニアエンジニア・リーダー層)
  • 年収800万円〜1,000万円:約10%(専門スキル保有者・管理職)
  • 年収1,000万円以上:約5%(エキスパート・マネージャー)

中央値は約500万円前後です。
年収600万円以上を実現しているエンジニアの多くは、特定領域での深い専門知識、上流工程の経験、マネジメントスキルのいずれか、または複数を兼ね備えています。

注目すべき点は、年収のピークが40代前半から中盤にかけて訪れる場合が多いことです。
この時期までに、専門性を深めるか、マネジメント職にステップアップするかを選択し、計画的にキャリアを積むことが、高年収を実現するカギとなります。

また、年収800万円以上の層は、技術力に加えて、ビジネス視点での提案力や、チームを率いるリーダーシップを持つ人が多い傾向があります。基本情報技術者試験などの資格取得も、年収アップに役立つ要素の一つです。

【職種別】ITエンジニアの年収相場を徹底比較

前章では、ITエンジニア全体の平均年収について解説しました。
しかし実際には、システム開発を担当するプログラマー、ネットワークやサーバーなどのIT基盤を構築するインフラエンジニア、Webアプリやソフトウェアを開発するWebエンジニアなど、職種によって年収相場は大きく異なります。

ここでは、開発エンジニアからプロジェクトマネージャーまで、主要な職種別の年収相場を一覧で比較し、それぞれの仕事内容や年収アップのポイントを詳しく解説します。
自分の職種の市場価値を知ることで、今後のキャリア戦略を立てる参考にしてください。

開発エンジニア(プログラマー)の年収相場

開発エンジニアの年収相場は約350万円〜550万円程度です。
使用するプログラミング言語や開発分野によって変動し、Javaなどの企業向けシステム開発で利用される言語のスキルは特に高く評価されます。

  • Webプログラマー:年収350万円〜500万円
  • 業務系プログラマー(Java・C#など):年収400万円〜600万円
  • 組み込み系プログラマー:年収400万円〜650万円

モダンな技術スタック(React・Vue.js・Goなど)のスキルを身につけることで、市場価値をより高められるでしょう。

プログラマーからキャリアアップする際は、システムエンジニアへのステップアップ、テックリードとしての技術統括、スペシャリストとしての専門性追求といった複数の選択肢があります。
特に、アーキテクチャ設計やコードレビューの経験を積むことで、年収600万円〜800万円以上も実現可能です。

また、GitHubでのOSS(オープンソースソフトウェア)活動や技術ブログでの情報発信により、業界内での知名度を上げることも年収アップにつながります。プログラミング言語の勉強を継続し、新しい技術への対応力を維持することも重要です。

インフラエンジニアの年収相場

インフラエンジニアは、サーバーやネットワークなどのIT基盤の設計・構築・運用を担当する職種です。
年収相場は約400万円〜700万円で、専門分野によって以下のように異なります。

  • サーバーエンジニア:年収400万円〜650万円
  • ネットワークエンジニア:年収400万円〜700万円
  • クラウドエンジニア:年収500万円〜800万円
  • セキュリティエンジニア:年収500万円〜900万円

特にクラウド技術やセキュリティの専門知識を持つエンジニアは需要が高く、年収も高めです。

インフラエンジニアの年収を上げるには、クラウド認定資格(AWS・Azure・GCP)の取得や、Infrastructure as Code(Terraform・Ansibleなど)のスキル習得が有効です。
また、従来のオンプレミス環境の知識に加えて、クラウドネイティブな設計思想やコンテナ技術(Docker・Kubernetes)を理解することで、市場価値が大きく向上します。

特に、ハイブリッドクラウド環境の構築や、マルチクラウド戦略の設計ができるエンジニアは、企業から高く評価されています。ネットワーク関連のトラブルシューティング能力も、重要な評価ポイントです。

Webエンジニア(フロントエンド・バックエンド)の年収相場

Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーション、Webアプリの開発を専門とする職種で、年収相場は約400万円〜650万円ほどです。

  • フロントエンドエンジニア:年収400万円〜600万円
  • バックエンドエンジニア:年収450万円〜650万円
  • フルスタックエンジニア:年収500万円〜750万円

React・Vue.js・Node.js・Goなどの技術に精通していると年収アップにつながります。

Webエンジニアとして年収を上げるには、フロントエンドとバックエンドの両方を扱えるフルスタックエンジニアを目指すか、どちらか一方の分野で深い専門性を確立する戦略があります。
特に、パフォーマンス最適化、セキュリティ対策、スケーラブルなアーキテクチャ設計などの高度なスキルを持つエンジニアは、市場価値が高くなりやすいです。

また、UI/UXの知識やデザインスキルを併せ持つフロントエンドエンジニアは、デザイナーとの協業がスムーズで、プロジェクトでの存在価値が高まります。アプリ開発の機能改善に貢献できる技術者は、特に評価されるでしょう。

データサイエンティスト・AIエンジニアの年収相場

データサイエンティストやAIエンジニアの年収相場は約600万円〜1,000万円以上と高水準です。
データ解析やソフトウェア開発の高度なスキルが求められます。

  • データサイエンティスト:年収600万円〜1,000万円
  • 機械学習エンジニア:年収650万円〜1,200万円
  • AIエンジニア:年収700万円〜1,200万円以上

高度な数学・統計の知識とプログラミング言語のスキルが求められるため、参入障壁が高く、その分年収も高く設定されています。

データサイエンティスト・AIエンジニアとして高年収を実現するには、Python・R・TensorFlow・PyTorchといった技術スキルに加えて、ビジネス課題を理解し、適切な分析手法を選択できる能力が重要です。
また、機械学習モデルの開発だけでなく、データパイプラインの構築、モデルの運用・監視(MLOps)、ビジネス部門への説明・提案といった幅広いスキルが求められます。

特に、金融・製造・小売などの業界で、データ活用による事業成長を実現した実績を持つエンジニアは高く評価され、年収1,000万円以上も十分に狙えます。データ診断や改善提案ができる人材は、企業にとって非常に価値があるのです。

プロジェクトマネージャー(PM)の年収相場

プロジェクトマネージャーは、システム開発プロジェクト全体を統括する役割で、年収相場は約700万円〜1,200万円以上と最高水準です。

  • 小規模プロジェクト:年収700万円〜900万円
  • 中規模プロジェクト:年収900万円〜1,200万円
  • 大規模プロジェクト:年収1,200万円〜2,000万円以上

技術知識に加え、リーダーシップ、コミュニケーション能力、問題解決能力、ビジネス理解力が求められます。

プロジェクトマネージャーとして高年収を実現するには、PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)などの資格取得に加えて、実際のプロジェクト成功実績が重要です。
特に、予算管理、リスク管理、ステークホルダーマネジメント、チームビルディングといったスキルを実践で磨くことが必要です。

また、複数のプロジェクトを同時並行で管理した経験や、海外チームとの協業経験を持つプロジェクトマネージャーは、さらに高い年収を期待できます。
大規模プロジェクトでの成功実績があれば、年収1,500万円〜2,000万円以上も視野に入ります。営業部門との連携や、トラブル発生時の迅速な対応・解決も、プロジェクトマネージャーに求められる重要なスキルです。

職種別年収ランキングまとめ

  1. プロジェクトマネージャー:年収700万円〜1,200万円以上
  2. データサイエンティスト・AIエンジニア:年収600万円〜1,200万円
  3. セキュリティエンジニア:年収500万円〜900万円
  4. クラウドエンジニア:年収500万円〜800万円
  5. システムエンジニア:年収500万円〜650万円
  6. Webエンジニア:年収500万円〜750万円
  7. インフラエンジニア:年収400万円〜700万円
  8. 開発エンジニア:年収350万円〜550万円

【年代別・経験年数別】ITエンジニアの年収推移と年収アップの方法

ここまで職種別の年収相場を見てきましたが、同じ職種でも年代や経験年数によって年収は大きく変動します。
20代でシステム開発の基礎スキルを身につけた技術者が、30代でプロジェクトリーダーとして年収600万円を超え、40代でマネージャーやスペシャリストとして年収800万円以上を目指すといったキャリアパスが一般的です。

ここでは、20代から50代以降まで、年代別・経験年数別の平均年収と年収推移を詳しく解説し、各年代で年収を上げるための具体的な方法をご紹介します。

20代ITエンジニアの平均年収

20代ITエンジニアの平均年収は約350万円〜500万円です。

  • 20代前半(1〜3年目):年収350万円〜450万円
  • 20代後半(4〜7年目):年収450万円〜550万円

この時期は、複数の言語習得、上流工程へのチャレンジ、資格取得による基礎固めが重要です。

20代のうちに幅広い技術スタックを経験し、自分の得意分野や興味のある領域を見つけることが、30代以降の年収アップにつながります。また、この時期に上流工程(要件定義・設計)の経験を積んでおくことで、30代で年収600万円〜700万円を目指しやすくなります。

若手エンジニアは、失敗を恐れずに新しい技術にチャレンジし、多様なプロジェクトに参画することで、市場価値を高められるでしょう。

30代ITエンジニアの平均年収

30代ITエンジニアの平均年収は約500万円〜700万円です。

  • 30代前半(8〜12年目):年収500万円〜650万円
  • 30代後半(13〜17年目):年収600万円〜750万円

専門性を深めるか、マネジメント領域に進むかを選択する重要な時期です。戦略的なキャリア形成により年収700万円〜800万円以上を目指せます。

30代は転職市場でも最も評価されやすい年代で、実務経験とポテンシャルのバランスが良く、企業からの需要が高いです。
そのため、この時期に専門領域のエキスパートとしての地位を確立するか、チームリーダーやプロジェクトマネージャーとしてマネジメント経験を積むかで、40代以降の年収の伸びが大きく変わります。

また、30代での転職で年収を100万円〜200万円アップさせるケースも珍しくないため、市場価値を正しく理解して転職活動をおこなうことが重要です。

40代ITエンジニアの平均年収

40代ITエンジニアの平均年収は約600万円〜850万円です。

  • 40代前半:年収600万円〜800万円
  • 40代後半:年収700万円〜900万円以上

エキスパートとしての地位確立、マネジメント職への昇進、コンサルタントへの転身などで年収800万円〜1,000万円以上を実現できます。

40代で年収800万円以上を実現しているエンジニアは、技術力だけでなく、ビジネス視点での提案力や、後進の育成能力も兼ね備えている傾向があります。この年代では、自分の専門性を活かしつつ、組織全体への貢献を評価される立場になるケースも多いです。

また、フリーランスや独立を選択する人も増え、高単価案件を受注することで年収1,000万円〜1,500万円以上を実現するケースもあります。重要なのは、最新技術へのキャッチアップを継続し、市場価値を維持し続けることです。

50代以降ITエンジニアの平均年収

50代以降の平均年収は約650万円〜900万円です。
最新技術のキャッチアップ、後進育成、顧問・アドバイザーとしての活躍などで高年収を維持できます。

50代以降も現役エンジニアとして活躍するためには、レガシーシステムの保守や特殊技術など、希少性の高いスキルを持つか、若手エンジニアの育成や技術顧問として組織に貢献する役割を担うことが重要です。
特に、長年の経験で培った業界知識や、大規模プロジェクトのトラブルシューティング能力は、若手にはない強みとなります。

また、複数の企業で技術顧問を務めることで、年収を維持・向上させるエンジニアも増えています。ITエンジニアに定年はなく、意欲とスキルがあれば何歳でも活躍できる職業です。

経験年数別の年収推移(目安)

  • 0〜2年:年収300万円〜400万円
  • 3〜5年:年収400万円〜550万円
  • 6〜10年:年収550万円〜700万円
  • 11〜15年:年収650万円〜800万円
  • 16〜20年:年収700万円〜900万円
  • 21年以上:年収750万円〜1,000万円以上

【企業規模・地域別】ITエンジニアの年収の違い

ここまで職種別・年代別の年収相場を解説してきましたが、ITエンジニアの年収は勤務する企業の規模や地域によっても大きく変動します。
大企業と中小企業では平均年収に100万円以上の差があるケースもあり、東京と地方都市では年収水準が異なります。また、金融業界やWeb業界といった業界別、さらには外資系企業と日系企業でも年収体系が大きく異なるのが実情です。

ここでは、企業規模・地域・業界別の年収の違いを詳しく解説し、自分に合った働き方を選ぶための判断材料をご紹介します。

大企業vs中小企業の年収比較

  • 大企業(従業員1,000名以上):平均年収550万円〜700万円
  • 中堅企業(従業員100〜999名):平均年収450万円〜600万円
  • 中小企業(従業員100名未満):平均年収400万円〜550万円

大企業は安定した給与体系と充実した福利厚生が魅力です。中小企業やベンチャーは裁量権が大きく、ストックオプションなどのインセンティブに期待できます。

企業規模による年収差は確かに存在しますが、スキルと実績があれば、どの規模の企業でも高年収を目指せるでしょう。

大企業では、組織が大きいためキャリアアップに時間がかかる場合がありますが、安定した昇給と手厚い福利厚生(住宅手当・家族手当・退職金など)により、実質的な収入は高くなります。
一方、ベンチャー企業では、基本給は大企業より低めですが、ストックオプションやインセンティブボーナスにより、将来的に大きなリターンを得られる可能性があります。また、若いうちから重要なポジションを任されるため、キャリアの成長スピードが速いというのも利点です。

地域別ITエンジニアの年収相場

  • 東京都:平均年収550万円〜650万円
  • 大阪府・愛知県:平均年収500万円〜600万円
  • 福岡県・北海道:平均年収450万円〜550万円
  • その他地方都市:平均年収400万円〜500万円

リモートワークの普及により、地方在住でも都市部企業の給与水準で働ける環境が整いつつあります。

地域による年収格差は確かに存在しますが、生活費を考慮すると、実質的な生活水準は地方の方が高くなるケースも少なくありません。
例えば、東京で年収600万円のエンジニアと、福岡で年収500万円のエンジニアを比較した場合、家賃や生活費の差を考えると、手取りでの生活水準はほぼ同等になることもあります。

また、近年ではフルリモートワークを認める企業が増えており、地方に住みながら東京の企業で働き、東京水準の年収を得るという選択肢も広がっているのです。この働き方であれば、高年収と低い生活費の両方を実現でき、ワークライフバランスも向上します。
地方在住のエンジニアは、リモートワーク可能な企業を積極的に探すことで、年収アップのチャンスを広げられるでしょう。

業界別の年収傾向

  • 金融業界:平均年収600万円〜800万円
  • 製造業界:平均年収500万円〜700万円
  • Web・IT業界:平均年収450万円〜650万円
  • コンサルティング:平均年収700万円〜1,200万円
  • 公共・官公庁:平均年収450万円〜600万円

外資系企業とIT企業の年収比較

  • 外資系IT企業:平均年収600万円〜1,000万円以上(成果主義)
  • 日系IT企業:平均年収450万円〜700万円(安定志向)

外資系は成果主義が徹底しており、実力次第で高年収を実現できますが、英語力が求められる場合が多いです。

ITエンジニアの年収が高い理由と将来性

ITエンジニアの年収が他の職種と比較して高い傾向にあることは、データからも明らかです。しかし、なぜITエンジニアの年収は高いのでしょうか?
その背景には、深刻化するIT人材不足、システム開発やネットワーク構築に必要な高度な専門スキル、そしてDX推進による企業のIT投資拡大があります。

ここでは、ITエンジニアの年収が高い理由を3つの視点から解説し、2030年に向けたIT業界の将来性と、技術者としてのキャリア展望についても詳しくご紹介します。

IT人材の需要が高まり続けている

経済産業省の試算によれば、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると予測されています。DX推進、レガシーシステム刷新、新技術普及などにより、需要が供給を大きく上回る状況が続いており、年収水準が上昇しているのです。

専門スキルの市場価値が高い

クラウド技術(AWS・Azure・GCP)、セキュリティ、AI・機械学習、マイクロサービス・コンテナ技術など、高度な専門スキルは短期間で習得できないため、これらのスキルを持つエンジニアは希少価値が高く、高年収につながっています。

ITエンジニアの将来性と今後の展望

あらゆる産業のIT化、5G・IoTの普及、働き方改革、少子高齢化対策などにより、IT人材の需要は今後も高まり続けると予測されています。ただし、継続的に学習し、スキルをアップデートし続けることが重要です。

【雇用形態別】正社員・派遣・フリーランスの年収比較

同じITエンジニアでも、正社員・派遣・フリーランスといった雇用形態によって年収や働き方は大きく異なります。
正社員は安定した収入と充実した福利厚生が魅力ですが、派遣は多様なプロジェクト経験とワークライフバランスの実現が可能で、フリーランスは高単価案件による年収1,000万円以上も狙えます。

ここでは、それぞれの雇用形態の年収相場とメリット・デメリットを比較し、自分のキャリアプランやライフスタイルに合った働き方を選ぶためのポイントを解説します。

正社員ITエンジニアの年収とメリット

正社員の平均年収は約450万円〜650万円です。安定した収入、充実した福利厚生、明確なキャリアパス、教育研修制度、社会的信用が主なメリットです。

派遣ITエンジニアの年収と働き方

派遣は基本的に時給換算で時給約2,000円〜4,000円となり、年収にすると約320万円〜640万円です。多様なプロジェクト経験、ワークライフバランスの調整、スキルに応じた高時給、未経験からの始めやすさがメリットです。

派遣会社によっては、社会保険完備、有給休暇、キャリアコンサルティング、スキルアップ研修など充実したサポート体制が整っています。

SES(客先常駐)の年収事情

SESの年収相場は約350万円〜600万円です。さまざまなプロジェクト経験、大規模プロジェクトへの参画、人脈の構築、未経験からの始めやすさがメリットです。

フリーランスITエンジニアの年収

フリーランスの平均年収は約600万円〜1,200万円で、高単価案件を継続的に受注できれば年収1,500万円以上も可能です。高収入、働き方の自由度、多様な案件への挑戦がメリットですが、収入の不安定性や営業活動の必要性がデメリットです。

 雇用形態別メリット・デメリット比較表

項目 正社員 派遣 フリーランス
平均年収 450〜650万円 320〜640万円 600〜1,200万円
安定性
福利厚生 ×
働き方の自由度
スキルアップ機会

ITエンジニアが年収1,000万円を目指す方法

ITエンジニアとして年収1,000万円を実現することは、決して夢物語ではありません。
実際に、スペシャリスト、マネジメント、ビジネスという3つのキャリアパスを戦略的に選択し、10〜15年かけてスキルと経験を積むことで、年収1,000万円は十分に到達可能な目標です。

ここでは、年収1,000万円を実現しているエンジニアの特徴、具体的な3つのキャリアルート、そして実際の達成事例や到達までの期間・難易度について詳しく解説します。

年収1,000万円を実現できるエンジニアの特徴

年収1,000万円以上を実現しているエンジニアは、高度な専門スキル、上流工程の担当経験、マネジメント能力、ビジネス視点、継続的な学習、高いコミュニケーション能力を兼ね備えています。

年収1,000万円を目指すキャリアパス【3つのルート】

年収1,000万円を実現するには、主に以下の3つのキャリアパスがあります。自分の強みや志向性にあわせて、早い段階から戦略的にキャリアを選択することが重要です。

ルート1:スペシャリスト路線

特定技術領域のエキスパートとして、アーキテクトやテックリード、技術顧問を目指します。想定期間は10〜15年程度です。

■具体的なキャリア例

  • クラウドアーキテクト、セキュリティスペシャリスト、AIエンジニアなど
  • 深い技術知識と問題解決能力、技術選定・設計能力が求めらる
  • 需要の高い技術分野(AI・セキュリティ・クラウドなど)で深い専門性を確立し、業界内で認められる存在になることが重要

ルート2:マネジメント路線

プロジェクトマネージャーや開発部長、CTO(最高技術責任者)として組織を率います。想定期間は12〜18年程度です。

■具体的なキャリア例

  • 大規模プロジェクトのPM、開発チームのマネージャー、技術部門の責任者など
  • リーダーシップ、プロジェクト管理能力、予算管理、人材育成スキルが必要
  • 技術的な知識に加えて、チームをまとめる力、予算やスケジュールを管理する力、ステークホルダーとの調整能力が求められる

ルート3:ビジネス路線

ITコンサルタントやプロダクトマネージャーとして、技術とビジネスの橋渡しをします。想定期間は10〜15年程度です。

■具体的なキャリア例

  • ITコンサルタント、ソリューションアーキテクト、プロダクトマネージャーなど
  • 技術知識、ビジネス理解力、提案力、課題発見・解決能力が重要
  • 技術的なバックグラウンドを活かしながら、顧客のビジネス課題を理解し、IT活用による解決策を提案する能力がカギ

いずれのルートを選ぶにしても、自分の強みや興味にあわせて、計画的にスキルと経験を積むことが年収1,000万円への近道です。

年収1,000万円到達までの期間と難易度

年収1,000万円到達までの期間は10〜18年程度で、ITエンジニア全体の約5%が実現しています。明確な目標と計画的なスキルアップ、キャリア形成により実現可能です。

ITエンジニアの年収を上げる具体的な方法5選

年収アップを目指すなら、具体的なアクションプランが必要です。
システム開発やネットワーク関連のスキルアップ、上流工程への挑戦、転職活動、副業・フリーランス案件、資格取得という5つの方法は、いずれも実践的で効果が高い年収アップの手段です。

ここでは、それぞれの方法について、具体的な進め方やおすすめのスキル・資格、成功のポイントを詳しく解説します。今すぐ実践できる内容ばかりなので、自分に合った方法を見つけて行動に移しましょう。

1.スキルアップで市場価値を高める

最も確実な年収アップの方法は、市場価値の高いスキルを身につけることです。プログラミング言語の勉強を継続し、需要の高い技術を習得しましょう。

【おすすめの高単価スキル】

  • クラウド技術(AWS・Azure・GCP):クラウドエンジニアの平均年収は500万円〜800万円。AWS認定ソリューションアーキテクトを取得すると、時給3,000円以上の案件も狙えます
  • コンテナ・オーケストレーション(Docker・Kubernetes):DevOps需要の高まりにより、これらのスキルを持つエンジニアは年収50万円〜100万円アップが期待できます
  • AI・機械学習(Python・TensorFlow・PyTorch):データサイエンティストやAIエンジニアは年収600万円〜1,200万円と高水準です
  • セキュリティ:情報処理安全確保支援士やCISSP保有者は、年収500万円〜900万円を実現しています

具体的な学習方法

  • オンライン学習プラットフォーム活用:Udemy・Coursera・Progateなどで基礎から実践まで学習(月額1,000円〜3,000円程度)
  • ハンズオン学習:AWSやGCPの無料枠を利用して実際にインフラを構築し、実践経験を積む
  • 個人プロジェクト:GitHubで自分のポートフォリオを公開し、転職時のアピール材料にする
  • 技術ブログ執筆:学んだ内容をアウトプットすることで理解が深まり、業界内での認知度も向上します

2.上流工程の経験を積む

ITエンジニアの年収は、担当する作業の工程によって大きく変わります。
プログラミングやテストといった下流工程から、要件定義や設計といった上流工程へステップアップすることで、年収を100万円〜200万円アップさせることが可能です。

【上流工程で年収が上がる理由】

  • 要件定義・設計を担当できるエンジニアは希少価値が高い
  • 顧客折衝やビジネス理解が求められるため、単なる技術者以上の評価を得られる
  • プロジェクト全体を俯瞰できる立場として、マネジメント職へのキャリパスが開ける

具体的なアクションプラン

  • 小さな提案から始める:現在のプロジェクトで「こうすればもっと効率化できる」という改善案を積極的に提案し、設計レビューに参加する
  • 設計書を自主的に作成:担当機能の設計書を自分なりに作成し、先輩エンジニアにレビューを依頼する
  • 業界知識を深める:担当している業界(金融・医療・製造など)のビジネスプロセスや専門用語を学び、顧客視点で提案できるようにする
  • リーダー経験を積む:3〜5名の小規模チームのリーダーを志願し、タスク管理やメンバー育成の経験を積む
  • 上流工程の研修を受講:要件定義やアーキテクチャ設計の社内研修・外部セミナーに参加する

3.転職で年収アップを実現する

同じ企業で働き続けるよりも、転職によって年収を大きく上げられるケースが多くあります。
実際に、ITエンジニアの転職では年収100万円〜200万円アップが珍しくなく、スキルと交渉次第では300万円以上のアップも可能です。

【転職で年収が上がる理由】

  • 社内評価は過去の実績に引っ張られるが、転職市場では現在のスキルで評価される
  • 企業間での人材獲得競争により、優秀なエンジニアには高いオファーが出やすい
  • 年功序列的な昇給より、市場価値に応じた給与の方が高くなることが多い

年収アップ転職の具体的ステップ

ステップ1:自分の市場価値を把握する(1〜2週間)

  • 転職サイト(Green・レバテックキャリア・paiza)で同じスキル・経験年数の求人を検索
  • 転職エージェント2〜3社に登録し、年収相場をヒアリングする
  • 現年収が市場価値より100万円以上低い場合は、転職の好機です

ステップ2:転職のベストタイミングを見極める(随時)

  • プロジェクト完了後(引き継ぎがスムーズ)
  • 新しいスキルを習得した直後(アピールポイントが豊富)
  • 1〜3月、9〜11月(企業の採用ニーズが高まる時期)
  • 経験年数3〜5年目(市場価値が最も高まる時期)

ステップ3:戦略的に応募する(1〜3ヶ月)

  • 同時に5〜10社の選考を進め、オファーを比較する
  • 上流工程に関われる求人を優先的に選ぶ
  • 最新技術(クラウド・AI・コンテナなど)を使える環境を重視する
  • 成長企業や外資系企業は年収水準が高い傾向

ステップ4:年収交渉を恐れない(内定時)

  • 希望年収は「○○万円〜○○万円」と幅を持たせて提示
  • 市場相場と自分のスキルを根拠に、論理的に交渉する
  • 年収だけでなく、リモートワーク可否、残業時間、評価制度も確認
  • 複数のオファーがあれば、それを材料に交渉する

4.副業・フリーランス案件で収入を増やす

本業の年収を維持しながら、副業で追加収入を得ることで、実質的な年収を大きく増やせます。
ITエンジニアのスキルは副業との相性が良く、週末や夜間の空き時間を活用して月10万円〜30万円の収入を得ることも可能です。

【副業のメリット】

  • 本業のリスクを取らずに収入を増やせる
  • 多様なプロジェクトで経験を積み、スキルアップできる
  • 将来的なフリーランス独立の予行演習になる
  • 人脈が広がり、転職時の選択肢も増える

具体的な副業案件の探し方

初心者向け(月3万円〜10万円)

  • クラウドソーシング活用:ランサーズ・クラウドワークスで小規模案件から始める
  • 案件例:LP制作(5万円〜15万円)、WordPressカスタマイズ(3万円〜10万円)、簡単なWebアプリ開発(10万円〜30万円)
  • 必要時間:週5〜10時間程度

中級者向け(月10万円〜30万円)

  • エージェント活用:レバテックフリーランス・ITプロパートナーズなどで高単価案件を探す
  • 案件例:Webアプリ開発(月20万円〜40万円)、API開発(月30万円〜50万円)、システム改修(月25万円〜45万円)
  • 必要時間:週10〜20時間程度

上級者向け(月30万円以上)

  • 人脈を活かす:前職の同僚や業界の知人からの紹介で案件獲得
  • 技術顧問:複数のスタートアップで技術顧問を務める(1社あたり月5万円〜15万円)
  • 案件例:システムアーキテクチャ設計(月50万円〜80万円)、技術コンサルティング(時給5,000円〜10,000円)

副業を成功させるポイント

  • 就業規則で副業が認められているか必ず確認する
  • 本業に支障が出ない範囲で時間管理を徹底する
  • 確定申告(年間20万円以上の副業収入がある場合)の準備をする
  • スキルアップにつながる案件を優先的に選ぶ
  • 最初は単価より経験と実績を重視する

5.資格取得で給与アップを狙う

資格取得は、給与アップや転職時の市場価値向上に直結する効果的な方法です。
多くの企業では資格手当(月1万円〜3万円)が支給され、年間で12万円〜36万円の年収アップになります。また、資格を持っていることで転職時の書類選考通過率が20〜30%向上するというデータもあります。

年収アップに直結する資格一覧

クラウド系資格(年収50万円〜100万円アップの可能性)

  • AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト:合格率約65%、勉強時間100〜150時間、受験料15,000円
  • AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル:合格率約30%、勉強時間200〜300時間、受験料30,000円
  • Google Cloud Professional Cloud Architect:合格率約50%、勉強時間150〜200時間、受験料24,000円

セキュリティ系資格(年収70万円〜150万円アップの可能性)

  • 情報処理安全確保支援士:合格率約18%、勉強時間200〜300時間、受験料7,500円、資格手当月2万円〜5万円が一般的
  • CISSP(国際資格):合格率約50%(実務経験5年必要)、勉強時間300〜400時間、受験料約7万円、年収800万円以上の求人も

基礎・汎用資格(年収20万円〜50万円アップの可能性)

  • 基本情報技術者試験:合格率約25%、勉強時間150〜200時間、受験料7,500円、IT業界で最も評価される国家資格
  • 応用情報技術者試験:合格率約22%、勉強時間200〜300時間、受験料7,500円、リーダークラス以上で必須レベル
  • プロジェクトマネージャー試験:合格率約14%、勉強時間300〜400時間、受験料7,500円、PM職への転職で有利

プログラミング系資格(年収30万円〜70万円アップの可能性)

  • Oracle認定Javaプログラマ(Gold):合格率約60%、勉強時間100〜150時間、受験料約3万円
  • Python 3 エンジニア認定データ分析試験:合格率約70%、勉強時間50〜100時間、受験料11,000円

資格取得の具体的戦略

ステップ1:自分のキャリアに合った資格を選ぶ

  • 現在の職種で評価される資格(インフラ系ならクラウド・ネットワーク、開発系ならプログラミング言語)
  • 将来目指すキャリアに必要な資格(PMを目指すならPM試験、セキュリティならCISSP)
  • 転職市場で需要の高い資格(AWS・GCP・情報処理安全確保支援士など)

ステップ2:効率的な勉強方法

  • 平日は毎日1〜2時間、週末は3〜5時間を確保する
  • 参考書1冊+過去問題集1冊+オンライン学習の組み合わせが効果的
  • 勉強開始から3〜6ヶ月で受験するペースが継続しやすい
  • スタディグループやSNSでの学習仲間作りでモチベーション維持

ステップ3:資格を最大限活用する

  • 取得後すぐに履歴書・職務経歴書に記載し、転職サイトのプロフィールも更新
  • 社内で資格手当の申請をおこなう(申請を忘れている人が意外と多い)
  • LinkedInやX(旧Twitter)で資格取得を発信し、業界内での認知度を高める
  • 資格で学んだ知識を実務で活かし、具体的な成果につなげる

年収アップを実現する転職活動のポイント

転職は、ITエンジニアが年収を大きく上げるための最も効果的な手段の一つです。実際に、転職によって年収100万円〜200万円アップを実現するケースは珍しくありません。
しかし、転職のタイミング、求人の選び方、エージェントの活用方法、年収交渉のコツを知らなければ、せっかくのチャンスを活かせません。

ここでは、転職で年収アップを実現するための実践的なポイントを、採用担当者の視点も交えて詳しく解説します。

ITエンジニア転職のベストタイミング

経験3〜5年目、プロジェクト完了後、1〜3月または9〜11月、スキルアップ直後が転職に適したタイミングです。

例えば、経験4年目のWebエンジニアが、大規模ECサイトのリニューアルプロジェクトを完了した直後に転職活動を始めたケースです。
プロジェクトでの具体的な成果(ページ表示速度を40%改善、月間1,000万PVに対応)をアピールでき、現年収450万円から年収600万円にアップしました。また、AWS認定資格を取得した直後は、「新しいスキルを実務で活かしたい」という動機が明確で、面接でも好印象を与えやすくなります。

年収アップにつながる求人の選び方

上流工程を担当できる、最新技術を使える、成長企業、外資系・大手企業、ポジションが明確な求人を選びましょう。

例えば、「プログラマー募集」という求人よりも、「テックリード候補・要件定義から参画」と明記されている求人の方が、年収が50万円〜100万円高く設定されています。
また、「レガシーシステム保守」よりも「AWS・Kubernetesを使ったマイクロサービス開発」といった最新技術を扱える求人の方が、市場価値が高く評価されるのです。

成長中のスタートアップ企業では、ストックオプション付きで基本給+将来的なリターンも期待できるケースも少なくありません。

転職エージェントの活用方法

IT業界専門のエージェント選択、複数登録、希望年収の明確な伝達、スキルシートの充実、定期的なコミュニケーションが重要です。

例えば、レバテックキャリア、Green、paizaなど、IT業界に特化したエージェント3社に同時登録することで、それぞれが持つ独占求人にアクセスできます。
あるエンジニアは、A社では年収550万円の提示でしたが、B社経由では同じスキルで年収650万円のオファーを受けました。

また、スキルシートには「React・TypeScriptでの開発経験3年、チームリーダーとして5名のマネジメント経験あり」と具体的に記載することで、エージェントが適切な求人を紹介しやすくなります。

年収交渉を成功させるコツ

市場価値を根拠にする、現年収を正直に伝える、希望年収に幅を持たせる、内定後に交渉する、年収以外の条件も確認することがポイントです。

例えば、現年収500万円のエンジニアが、「同じスキル・経験年数の市場相場は600万円〜700万円です。
希望年収は650万円〜700万円でお願いします」と具体的なデータを根拠に交渉したケースで、企業側も市場相場を理解しているため年収680万円で合意しました。

また、複数の内定がある場合、「A社からは年収650万円の提示を受けていますが、御社の事業内容に魅力を感じています。年収面で検討いただけないでしょうか」と伝えることで、交渉が有利に進むこともあります。

書類選考・面接で年収をアピールする方法

定量的な実績の提示、技術選定理由の説明、問題解決プロセスの説明、チームへの貢献の強調、将来ビジョンの提示が効果的です。

例えば、職務経歴書に「APIレスポンス速度を平均500msから150msに改善し、ユーザー離脱率を15%削減」と具体的な数字で記載すると、採用担当者はあなたの実力を明確にイメージできるでしょう。

面接では、「なぜその技術を選んだのか?」という質問に対して、「チーム全体の開発効率を考え、学習コストが低く、コミュニティが活発なReactを選択しました。結果、新メンバーの立ち上がり期間を2週間短縮できました」と、技術選定の背景と成果をセットで説明することが重要です。
このようなアプローチにより、ビジネス視点を持ったエンジニアとして高く評価されるのです。

ITエンジニアの年収に関するよくある質問(FAQ)

ここまで、ITエンジニアの年収について職種別・年代別・雇用形態別に詳しく解説してきました。
しかし、「学歴は年収に影響するの?」「文系出身でも高年収を目指せる?」「派遣やSESは本当に正社員より年収が低いの?」といった疑問を持つ人も多いでしょう。

ここでは、ITエンジニアの年収に関してよく寄せられる質問に、具体的なデータや事例を交えながら分かりやすく回答します。
年収やキャリアに関する不安や疑問を解消し、自信を持って次のステップに進みましょう。

学歴は年収に影響しますか?

初任給や昇進スピードに影響する場合がありますが、IT業界は実力主義の傾向が強く、スキルと実績が最も重要です。

文系出身でもITエンジニアとして高年収を目指せますか?

はい、可能です。ビジネス理解力やコミュニケーション能力を活かせる分野(要件定義、UI/UX、PM、コンサル)で高く評価されます。

派遣やSESは正社員より年収が低いのですか?

平均的には正社員の方が高い傾向ですが、派遣やSESでも専門スキルがあれば高時給が可能で、年収600万円以上も実現できます。

ITエンジニアの給料は今後も上がり続けますか?

IT人材の需要が供給を上回る状況が続く限り上昇傾向が続きますが、市場価値の高いスキルを持ち、継続学習を続けることが重要です。

年収を上げるには転職しかないのでしょうか?

いいえ。社内での昇進・昇格、資格取得、成果評価、副業、フリーランス案件など、転職以外の方法もあります。ただし、転職が最も効率的な場合もあります。

ITエンジニアの年収まとめ

ITエンジニアの平均年収は約450万円〜550万円で、職種や経験により大きく変動します。年収アップには、市場価値の高いスキル習得、上流工程の経験、転職活用、副業、資格取得が有効です。
継続的な学習と戦略的なキャリア形成により、理想の年収を実現できるでしょう。

年収は、あなたのスキルと行動次第でいくらでも変えられます。この記事で紹介した方法の中から、まずは1つでも実践してみませんか?
小さな一歩が、将来の大きな年収アップにつながるはずです。一緒に、理想のキャリアを実現していきましょう。

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IT業界で働きたい求職者の人 キャルでITエンジニアに挑戦する

ゆう【広報】

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ゆう【広報】

広告・マーケティング業界を経て、2025年にキャルへ入社。
これまでの経験を活かし、キャルのブログを通じて、業界情報やお役立ちコンテンツを分かりやすくお届けしていきます。

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