こんにちは、キャル株式会社のげんた(@genta_cal)です。
皆さんは、RPO(採用代行)というサービスをご存じでしょうか?
「なかなか求める人材を採用できない…」
「採用活動に多くの時間を取られてしまう」
「負担が大きく本来の業務に集中できない」
といった悩みをお持ちの人事・採用担当者さまも多いのではないのでしょうか?
近年は人材不足を背景とした採用市場の競争激化から、効率的かつ質の高い採用活動が企業に求められています。
そこで注目されているのが、採用業務を専門会社へ委託できるRPO(採用代行)サービスです。
本記事では、RPOをメインテーマとして、サービスの特徴や導入するメリット・デメリット、向いている企業の特徴、導入事例や課題解決のポイントを解説します。
また、人材を採用するまでの流れなどを、網羅的に解説していますので、自社の採用課題を整理し、最適な採用活動をおこなうためにも、ぜひご一読ください。
RPO(採用代行)とは?サービスの特徴をわかりやすく解説
まずは、「そもそもRPOがどんなサービスなのか?」をご存知ない人のために、RPOの特徴や目的、具体的な業務内容を解説します。
RPO(Recruitment Process Outsourcing:採用プロセスのアウトソーシング)とは、企業が採用業務の一部または全体を代行会社へ委託する採用支援サービスです。
近年は人材不足を背景に、採用担当者の負担軽減や採用の質の向上を理由に導入を検討する企業が増えています。
【RPOの主な特徴】
■依頼する業務範囲を柔軟に選べる
採用戦略の立案から日々のオペレーションまで、必要な工程だけを選んで委託可能(例:面接調整だけ、母集団形成だけ)
■専門知識やノウハウを活用できる
採用市場の動向やIT・SNSを活用した最新の採用手法など、社内に蓄積しにくい専門知識を取り入れられる
また、採用オペレーションの効率化や組織体制の維持など、主に以下の業務が委託可能です。
【委託可能な主な業務】
- 採用計画の立案(採用人数・求める人物像の設定、採用チャネルの選定)
- 求人票の作成、求人媒体への掲載・運用
- 母集団形成、スカウト送信
- 応募者対応、面接日程の調整
- 選考基準の策定、評価シートの作成
- 選考の進捗管理
- 内定者フォロー、入社後のオンボーディング支援
採用活動にかかる負担を軽減し、必要に応じて相談しながら企業の採用力向上を目指せるのが、RPOを活用する大きなポイントです。
正しく活用するためには、特徴や委託できる主な業務をきちんと把握した上で、基本方針を策定し、実行可能なプランを立案することが重要です。
リスクを把握しながら運用することで、安定した採用体制の維持にもつながるでしょう。
採用計画の策定
RPOでは、まず自社の採用課題や事業目標を把握し、最適な採用計画を策定することからスタートします。
ニーズを分析した上で、採用人数や求める人物像を明確にし、ターゲット候補者に合わせた基本方針や採用プランを立案します。また、募集開始から選考、内定までの採用プロセスのスケジュールを設定し、無理のない進行方法を設計することも重要な役割です。
さらに、市場動向を踏まえて施策を提案し、適切な採用チャネルを活用することで、採用活動全体を効率的に進められる体制を構築できます。戦略的な採用計画を立てることで、採用の成功率向上や業務負担の軽減が期待できるでしょう。
候補者の選考プロセス
RPOでは、応募者を適切に見極めるため、選考基準を明確に設定する必要があります。
自社で求める人物像やスキルに応じた評価項目を整理し、評価シートを事前に作成することで、社内での判断基準を統一できます。
また、職種や選考段階に応じて、オンライン・対面などの面接方法を決定し、面接日程の調整から実施までを円滑におこなえる点も特徴です。
さらに、応募状況や選考結果を一覧で管理することで、これらの情報を共有しやすくなり、採用プロセス全体の効率化にもつながります。質の高い選考体制を構築することで、自社に適した人材を採用しやすくなるでしょう。
内定者フォローと入社後のサポート
RPOでは、採用決定後も内定者と継続的にコミュニケーションを取りフォローをおこなってもらえるため、内定辞退の防止につながります。
【内定者フォローの主な内容】
- 入社前オリエンテーションの実施(業務内容・企業理念の紹介)
- 定期的なコミュニケーション(不安や疑問のヒアリング)
- 入社手続きの案内、内定辞退の防止に向けたフォロー
- 入社後、新入社員が安心して業務を開始できる環境づくりの支援
採用開始から定着まで一貫したサポートを受けられるため、上記を通じて、早期離職の防止や入社後のミスマッチ防止、安心して働ける体制の維持も見込めます。
採用活動を成功へ導くためには、入社前だけでなく、入社後も見据えた継続的なフォローも重要ポイントと言えるでしょう。
RPOが必要とされる背景や市場動向|重要性と共に解説
ここまではRPOのサービスや代行してもらえる業務内容をご紹介しました。
続いては、RPOが企業に必要とされている背景や、サービスの重要性を解説します。
採用市場の競争激化
近年は、少子高齢化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を背景に、市場全体で優秀な人材獲得競争が一段と激しくなっています。
出典:経済産業省「IT人材育成の状況等について」
上記にあるように、経済産業省が発表している「IT人材育成の状況等について」では、2030年にはIT人材が最大約79万人不足する可能性が示されており、多くの企業が採用戦略の見直しを迫られているのです。
こうした環境の変化に対応するには、一般的な採用手法だけでなく、外部の採用支援サービスを活用し、迅速かつ最適な採用プロセスを構築する必要性があります。
RPOは市場動向に関する知識を提供し、競合企業との比較や採用施策の調整を支援することで、人材確保のスピード向上や採用効果の最大化が期待できる点がメリットです。
採用活動を停止せざるを得ない状況を避けるためにも、今後は自社の強みを生かした戦略的な採用体制の構築が重要になってきます。
人事・採用業務の複雑化
近年は働き方改革やDXの推進に伴い、人事・採用業務はこれまで以上に複雑化しています。
正社員だけでなく、契約社員や派遣社員などさまざまな雇用形態への対応に加え、転職市場の活性化によって採用競争も激しくなり、担当者にかかる時間や負担は増加しているのです。
また、採用管理システムの導入や法令変更への対応など、人事に関連する業務も年々増えており、限られた人数で対応することが難しい企業も少なくありません。
このような変化に対応するには、専門知識を持つRPOサービスを活用し、採用業務を効率化することが有効です。業務の一部を外部へ委託することで、コスト削減だけでなく、事業成長につながる戦略的な採用活動を進めやすくなるでしょう。
RPOを導入するメリット3つ
前項では、RPOが必要とされる背景や重要性についてご紹介しました。
ここでは導入するメリット3つをご紹介します。活用イメージが十分に湧いていないご担当者さまはぜひご確認いただき、自社の採用課題にマッチするか照らし合わせてみてください。
メリット1.採用業務の負担軽減
RPOを導入するメリットの一つ目は、「採用業務にかかる負担の軽減」です。
RPOでは、求人票の作成や応募者対応、面接の日程調整などを代行し、採用担当者がコア業務に集中できる環境づくりを担ってくれます。業務の流れを整理した上で、各工程を代行会社と分担することで採用に要する工数を削減できます。
例えば、複数の求人媒体を利用している企業では、応募者への連絡や面接調整に多くの時間がかかり、本来注力すべき戦略立案に十分な時間を確保できないケースも少なくありません。
RPOを活用することで、日常的な採用業務を代行会社に委託できるため、担当者の負担を抑えながら効率的に採用活動を進められるでしょう。
メリット2.採用の質向上が期待できる
メリットの二つ目は、「採用の質向上が期待できる」点です。
RPOの活用によって採用プロセス全体を総合的に管理することで、選考基準や面接フローを標準化し、担当者による判断のばらつきを抑えられます。また、採用市場に関する専門知識も用いられるため、自社に適した人材を見極めるための基礎づくりにも効果的です。
さらに、応募数や選考通過率などのデータ分析をおこない、継続的な改善につなげられる点もポイントです。採用活動における課題を理解した上で、適切な施策を打つことによって、より精度の高い採用体制の構築が期待できます。
メリット3.コスト削減の可能性
メリットの三つ目として、「コスト削減の可能性」があげられます。
短期的に見るとサービス利用料こそ発生しますが、採用業務の効率化や採用期間の短縮によって、長期的な視点ではコスト削減につながるケースも少なくありません。特に、採用のミスマッチや、効果が薄い求人掲載などの無駄を最小限に抑えたい場合には、有効な課題解決策と言えます。
また、採用プロセスの改善に対応可能な専門会社を活用することで、必要性の高い施策を優先しながら、限られた予算を効率的に運用しやすくなります。
結果として、少なくなりがちな人事リソースでも安定した採用活動が可能となり、投資対効果の向上も期待できるでしょう。
RPOを導入する上でのデメリット3つ
ここまではメリットをご紹介しましたが、デメリットがないわけでもありません。
導入後に「イメージと違う」「トラブルばかり…」などと後悔しないためにも、必ず確認しておいてください。
デメリット1.認識のズレによるミスマッチ
デメリットの一つ目は、自社と代行会社の間で「認識のズレによるミスマッチ」が発生する可能性がある点です。
採用戦略や求める人材像が明確になっていない場合、期待していた効果が得られないケースもあり、採用活動全体に影響を及ぼす可能性もゼロではありません。特にIT人材の採用では、スキルや経験に関する認識の違いから、選考の方向性にズレが生じやすくなるため注意が必要です。
こうしたリスクを最小限に抑えるためには、導入前に採用の目的や要件を具体的に整理し、代行会社と十分に確認することが重要です。また、定期的な情報共有や連携をおこない、採用状況や課題を相互に把握することで、認識のズレを防ぎやすくなります。
パートナーとして代行会社と密接に連携することが、採用成功につながる重要なポイントと言えます。
デメリット2.社内ノウハウの蓄積が難しい
デメリットの二つ目は、採用業務を外部委託する範囲が広がることで「社内に採用ノウハウが蓄積しにくくなる」点です。
特に、応募者対応や採用サイトの運用、選考管理などを任せっきりにすると、自社の採用担当が実務経験を積む機会が減少し、社内スキルの低下につながるおそれがあります。また、最新の採用市場動向や成功事例などを、社内共有する機会も少なくなってしまいます。
こうした課題を防ぐためには、採用業務を完全に任せるのではなく、定例会議やレポート共有を通じて知識の蓄積を図ることが重要です。
例えば、採用戦略の立案や重要な意思決定は自社で担い、運用面を外部委託する方法も有効です。ノウハウをバックアップとして残しておくことで、将来的な内製化にも役立ち、“自社ならではの採用活動”という強みを構築できるでしょう。
デメリット3.情報漏洩のリスク
三つ目としてあげられるのが「情報漏洩のリスク」です。
万が一、個人情報の管理体制に不備があった場合、企業イメージの低下や損失につながるおそれがあるため注意が必要です。特に、Webシステムやクラウドストレージを利用して個人情報を保管している場合は、適切なセキュリティ対策が欠かせません。
こうしたリスクを抑えるためには、個人情報保護に関する知識を持ち、情報管理体制が整備された信頼性の高い代行会社を選ぶことが重要です。また、セキュリティポリシーの更新状況や過去のニュース、業界の傾向などを確認しておくことで、トラブルの発生を未然に防ぎやすくなります。
契約前にデータの取り扱い方法やアクセス権限を明確にしておくことが、安全な採用活動を実現するポイントと言えるでしょう。
RPOの導入に向いている企業の特徴
前項ではデメリットをご紹介しました。
ここからは、実際にどのような企業がRPO導入に向いているかを見ていきます。
人事リソースが不足している企業
人事リソースが不足している企業は、RPOの導入が向いています。
昨今は多くの企業が人材不足に直面しており、深刻化によって倒産に追い込まれた例も多々存在します。また、人事・採用部門の人員が限られ、採用業務と労務管理をそれぞれ少人数で兼任している企業も少なくありません。
その結果、採用活動が滞ったり、業務負担の増加が経営上の妨げになるケースもあります。
このような場合、採用代行会社の専門知識やノウハウを活用することで、採用業務を効率化しながら、人事・採用担当者が本来注力すべきコア業務に集中しやすくなります。また、専門家の支援・助言も受けられるため、採用の質の向上も期待できるでしょう。
近年は、業界や職種ごとの採用動向を踏まえた改善提案をおこなっている代行会社も増加しています。そのことからも、自社の人事リソース不足が採用活動の最大の課題となっている企業にとって、RPOは有効な選択肢と言えるのです。
急速な人材確保を必要としている企業
事業拡大や新規プロジェクトの立ち上げに伴い、急速に多くの人材を求めている企業にはRPOが向いています。
近年は転職市場や求職者ニーズの変化が激しく、2026年現在も採用競争は激化しており、迅速な人材確保は企業にとって重要な課題と言っても過言ではありません。
特に、規模が大きめの採用計画を進める場合、自社の人事・採用担当だけでは十分に対応できないケースも少なくありません。そのため、採用業務を専門会社へ委託し、採用プロセスを効率的に運用することで、スピード感を持った採用活動が可能になります。
また、他社よりも早く優秀な人材を確保するためには、募集開始直前の準備や選考フローの最適化も重要です。急な増員や大量採用が必要なビジネス環境において、RPOは採用力を強化する有効手段と言えます。
採用の質に課題を抱えている企業
採用活動において、入社後の早期離職や採用ミスマッチが多く発生している企業にも向いているでしょう。
採用ミスが繰り返される要因としては、選考基準が曖昧であることや、自社が求める人物像を十分に共有できていないことなどがあげられます。また、業界や職種ごとに求められるスキルや適性は異なるため、適切な評価基準を設けることが重要です。
RPOでは、採用の専門知識を持つ担当者から支援を受けながら、選考フローや評価基準を定期的に見直し、具体的な改善策を実施できます。その結果、企業文化や業務内容に適した人材を見極めやすくなり、定着率の向上も期待できるでしょう。
採用の“量”だけでなく“質”を高めることも、企業成長において大きな意味を持ちます。具体的な課題を整理しながら採用品質を改善したい企業にとって、RPOは有効手段になり得ます。
RPOの導入事例や課題解決に至ったポイント
ここまではRPOの導入に向いている企業の特徴を3つご紹介しました。
続いては、実際の導入事例や課題解決に至ったポイントをご紹介します。似た課題をお持ちの企業さまは、参考にしていただくことで導入時のイメージがより湧くと思います。
事例1.効果的な採用プロセスの構築
ある企業では、クラウドやストレージ関連の専門スキルを持つITエンジニアの採用に苦戦しており、求人作成や選考フローの設計・運用に関する知識も不足していました。
その結果、応募数が伸び悩み、採用目標の達成が難しい状況に陥っていたのです。
そこで、RPOを導入し、専門チームによる効果的な求人作成や採用プロセスの構築を実施。さらに、採用市場に関するセミナーを通じて最新情報を共有しながら改善を進めていった結果、応募数が導入前と比べて約1.8倍に増加し、採用人数は当初目標の120%を達成しました。
【課題解決に至ったポイント】
この事例から分かるのは、自社だけでは解決が難しい採用課題に対し、専門知識を持つパートナーと一緒に改善を進められる点です。市場動向を踏まえた戦略の構築と継続的な見直しが、課題解決につながった大きな要因と言えます。
事例2.人事・採用担当者の工数削減
ある企業では、人事担当者のリソース不足により、面接日程の調整や選考管理などの採用活動に多くの工数がかかり、コア業務に十分な時間を確保できないことが大きな課題となっていました。
そこで、専門会社へ採用代行を依頼し、「選考フローの見直し」と「応募者管理の自動化」という2つの手法を導入し、プロセス全体を最適化する体制を構築しました。
その結果、採用プロセスの効率化が進み、担当者の負担を約40%削減することに成功しました。面接の調整にかかる時間も半減し、採用人数は前年比120%を達成するなど、大きな成果を得られたのです。
| RPO導入前 | RPO導入後 | |
| 面接調整工数 | 100時間 | 50時間 |
| 採用担当者の負担 | 基準値100 | 60 |
| 採用人数 | 100% | 120% |
【課題解決に至ったポイント】
事例から分かるように、他社の実績を参考にしながら採用戦略を見直し、専門会社による対策を講じることで、効率と品質の両立が期待できます。採用プロセス全体を管理しながら改善を継続することが、課題解決への重要なポイントと言えるでしょう。
RPOを導入する際の注意点
前項では導入事例や課題解決に至ったポイントをご紹介しました。
続いては実際に導入する際の注意点を見ていきます。導入後に後悔しないためにも、しっかり確認しておきましょう。
注意点1.契約内容や料金を明確化する
RPOを導入する際は、契約の範囲や料金体系を明確にし、事前に十分な確認をおこなうことが重要です。
特に、「どこまでの業務を依頼できるのか?」「追加費用が発生する条件は何か?」などを把握しておかないと、想定外のコストが生じる可能性があります。
例えば、採用人数の増加に伴って支援内容の見直しが必要になったとき、契約内容が曖昧なままでは追加費用が発生し、予算管理が難しくなるケースもあります。
契約前に料金体系を明確にしておくことが、トラブルを防ぎ安心してRPOを活用するためのポイントです。
注意点2.解約条件の確認は必須
RPOを導入する際は、解約条件の確認を怠らないようにしましょう。
サービス内容や契約期間、料金体系だけでなく、契約終了時の手続きや違約金の有無などを把握しておくことも重要です。解約条件の意味を十分に理解しておかないと、想定外のコストやトラブルが起きる可能性があります。
例えば、採用計画の変更によって支援の必要性がなくなったにもかかわらず、途中解約ができず費用負担が続く状況にならないためにも、契約前に詳細を確認しておくことが大切です。実際に、解約に関わる条件を十分に確認しないまま依頼した結果、追加費用が発生したケースも少なくありません。
このようなリスクへの対策として、契約範囲や解約時のルールを明確にし、自社にとって無理のない契約内容かどうかを事前に確認することが大事です。導入後のトラブルを防ぐためにも、解約条件の確認は必ずおこなってください。
注意点3.代行会社の選定ポイントを明確にする
導入する際は、採用業務を代行してもらう会社の選定ポイントを明確にしましょう。
選定時には、業界ごとの採用実績や豊富なノウハウの有無、サポート体制などの評価基準を明確にすることが重要です。特定の職種や採用課題に対応したデータや成功事例を蓄積している会社であれば、自社の課題解決にもつながりやすくなります。
例えば、IT人材の採用を強化したいときは、同業界での実績や専門知識を持つ代行会社を選ぶことで、より効果的な支援が期待できるでしょう。
また、「契約後も定期的なミーティングや相談体制が整っているか?」や、「採用管理システムとの連携に伴うサポートが受けられるか?」なども重要な判断材料です。
単に費用だけで決定するのではなく、長期的に信頼できるパートナーとして業務委託できるかを見極めることが、RPO導入を成功へ導くポイントになります。
RPOを利用して人材を採用するまでの流れ
前のセクションでは導入する際の注意点をご紹介しました。
最後は、利用してから採用するまでの流れについて、STEPごとのポイントと共にお伝えします。
STEP1.自社の採用課題と委託したい業務の明確化
RPOを利用する際、まずは自社の採用課題を整理し、どの業務を委託するのかを明確にすることが重要です。
- 「応募者が集まらない」
- 「面接日程の調整に時間がかかる」
- 「採用担当者の負担が大きい」
など、現状の課題を洗い出し、その上で、採用計画の立案から応募者対応、面接調整、内定者フォローなど、どの業務を代行会社へ委託するかを明確にしましょう。
【ここでのポイント】
採用課題と委託する業務範囲を事前に明確化することで、導入後のミスマッチを防ぎ、期待する成果につながりやすくなります。
STEP2.採用代行会社の選定
自社の課題や委託する業務範囲を整理したら、次は代行会社を選定します。
代行会社ごとに得意とする業界や職種、対応可能な業務範囲、料金体系、サポート体制などが異なるため、複数社を比較・検討することが重要です。導入実績や採用成功率、担当者とのコミュニケーション体制も確認し、自社の採用方針や採用目標に合ったパートナーを選ぶことで、採用活動をよりスムーズに進められます。
【ここでのポイント】
料金だけで判断せず、実績・業務範囲・サポート体制などを総合的に比較し、自社の採用課題を解決できる代行会社を選ぶようにしましょう。
STEP3.採用代行会社との打ち合わせ(予算&スケジュール)
代行会社が決まったら、採用目標や予算、採用人数、採用時期などを共有し、具体的なスケジュールを決めましょう。
打ち合わせでは、委託する業務範囲や役割分担、進捗確認の方法(定例ミーティングなど)、KPI(成果指標)についてもすり合わせておくことが大切です。双方の認識を統一しておくことで、採用活動をスムーズに進められ、期待する成果につながりやすくなります。
【ここでのポイント】
予算やスケジュールだけでなく、役割分担や成果指標までを明確化しておくことで、認識のズレを防ぎ、RPO導入の効果を最大限に高められます。
STEP4.契約締結&採用業務の委託開始
内容に合意したら契約を締結し、RPOによる採用業務を開始します。
契約後は、求人票の作成や応募者対応、面接日程の調整、選考管理など、事前に決めた業務を代行会社が担当します。また、採用状況は定期的に共有されるため、進捗を確認しながら必要に応じて、採用戦略や業務内容を見直すことも可能です。
【ここでのポイント】
契約締結はゴールではなくスタートです。定期的な情報共有と改善を繰り返しながら、代行会社と二人三脚で採用活動を進めることが成功への近道になります。
STEP5.選考・面接
代行会社による採用活動が始まると、応募者の書類選考や面接日程の調整、応募者との連絡などを進めてもらえます。
また、評価シートを活用して選考基準を統一し、面接結果を可視化することで、採用担当者の判断基準にばらつきが生じるのを防げます。自社では、最終面接や採用可否の判断などの重要な意思決定に集中できるため、採用活動全体の質と効率の向上も期待できるでしょう。
【ここでのポイント】
代行会社は選考業務を代行するだけではなく、選考基準の標準化や応募者対応の品質向上も支援しています。自社は重要な業務に集中でき、より精度の高い採用活動を実現できます。
STEP6.採用判断・入社受け入れ
選考が終了したら、面接結果や評価内容をもとに採用可否を判断します。
代行会社は、内定通知や入社手続きの案内、入社までの応募者フォローや内定辞退の防止まで幅広く対応します。さらには、新入社員が安心して業務を開始できる環境づくりも支援してくれます。最後まで丁寧にフォローしてもらえることで、定着率の向上にもつながるでしょう。
【ここでのポイント】
採用は内定を出して終わりではありません。入社までのフォローや受け入れ体制を整えることで、内定辞退を防ぎ、採用した人材の定着につなげることが重要です。
RPOのサービス内容やメリット・デメリットのまとめ
今回は、RPO(採用代行)の概要やサービス内容、導入するメリット・デメリット、導入に向いている企業の特徴、具体的な導入事例や注意点などを解説しました。
RPOは、人事担当者の負担軽減や採用の質の向上、採用プロセスの効率化など、さまざまな効果が期待できる採用代行サービスです。
一方で、認識のズレや情報管理、契約内容など事前に確認すべきポイントもあるため、自社の課題や目的を明確にした上で、最適なパートナーを選定することが重要になります。
採用を取り巻く環境が変化し続ける中、自社にマッチした採用手法を選択することが、持続的な組織成長につながります。
この記事を参考に、自社に最適な採用体制の構築を進めていただけたら嬉しいです。
キャルはITエンジニアに特化した人材派遣会社
トータルアウトソーシングで、お客さまのニーズに柔軟にお応えできることがキャルの強みです。
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人材獲得競争が激化している昨今、変化する人材ニーズに柔軟にお応えし、すべての企業さまの事業を推進すべく、人的資源の面からサポートして参ります。
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